基礎知識:変動損益計算書
・利益を確保し、かつ固定費を回収できる粗利益はいくらか?
・その粗利益を稼ぐために必要な売上高はいくらか?
・新しい製造機械を導入するべきかどうか?
・もし購入した場合、どれくらいの期間で投資額が回収できるのか?
・赤字の店舗や部門、商品について撤退・廃止するべきかどうか?
・社内とアウトソースとどちらが有利か?
このような疑問に対して、一般的な決算書を使って答えを出すのは困難です。
そんな時はに役立つのが変動損益計算書です。
経営判断のために、費用を「固定費」と「変動費」に分けて作成した「変動損益計算書」が経営に役立つ情報を提供します。

これに対して、固定費とは、売上高に関係なく発生する費用で、人件費、地代家賃、減価償却費、支払利息などがあります。
変動損益計算書では、売上高から変動費を差し引いた金額を「限界利益」とよびます。
販売業では、売上原価と変動費がほぼ一致するために、限界利益が粗利益に等しくなるケースもあります。
なお、限界利益は付加価値とよばれることがあります。
又、以下の様なことを、変動損益計算書から読みとることが出来ます
- その1)必要な利益はいくらか?
- →年度計画を立てる際の必要利益や売上目標を計算することができます。
- その2)利益を出すためにはどこに手を打てばよいのか?
- →月次の利益が足りない場合、どんな対策が良いかを決めるのに役立ちます。
- その3)どの部門がもっとも利益を上げているのか?
- →部門ごとの貢献利益を計算することができます。
- その4)損切り・見切りの経営判断を行えるのか?
- →限界利益額や利益率を検討すれば、淘汰すべき商品、部門、支店などを判断できます。
- その5)社内とアウトソースとどちらが有利か?
- →固定費を変動費化することによる成果を計算できます。
- その6)いくらまで借金をして投資をしてもいいのか?
- →設備投資などの経営判断を行うことができます。
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